「乙女椿は笑わない」ネタバレ52話 高橋みつば(ココハナ6号2025)あらすじ・感想・考察
斗真「大切な話があります!
今日さ 押入れにあった 参考書と、専門学校のパンフレット。 勝手に見ちゃった」
椿「あ・・ あれは隠してたわけじゃなくて」
斗真「うん。 椿さんがどう思ってるのか 聞きたいなって」
椿は歩きながら話をします。
「 お父さんが亡くなってから もっと食べるものに気をつけてたら、お父さん長生きしたんじゃないかなって考えるようになってね。
お父さん 好きなものだけ たくさん食べちゃう人だったから もっと バランス考えたり 健康状態に合わせて メニュー考えたりしてたらって。
もう悲しい思いはしたくない。私の大切な人たちが健康でいて欲しいから。 専門的に勉強して、栄養士の資格を取りたいと思うようになったの」
斗真は 百合子さんも病気で食事制限してるもんね・・と言ってくれます。
しかし 椿にはこんな思いが
「 葛城のみんなは 葛城のために働いてるのに。私だけ自分の目指したい 職を目指してもいいのかなって・・」
斗真「 椿さん。 俺も湊も、葛城のために働いてるけどやりがいも 感じてるし。 楽しんで仕事してるんだよ。
ここ最近料理のことを考えてる 椿さんが生き生きしてて、俺まで嬉しくなったんだ。 だから 椿さんはなりたいもの 目指してほしいです」
そう 斗真は言ってくれ 椿はぎゅっと 斗真に抱き寄ります。
しかし 免許を取るには2年間 学校に通わなくてはいけません。 しかも今年の募集は終わってしまったので、来年入学すると3年かかってしまいます。
斗真「 何年かかっても俺は大丈夫です!」
椿< いつも私の 背中を押してくれる>
すると斗真が、今年の入学に間に合うよ〜と言ってくれるのです。
専門学校のホームページを確認すると、入学辞退者が出たので若干名の追加募集があるのです。 締め切りはなんと明後日。
色々と準備することはありますが ・・・その前に 葛城のみんなに報告をしなくてはいけません。
葛城家へ斗真と椿は向かいます。 緊張する 椿。
葛城の家に入ると、みさとさんが暖かく迎えてくれます。 どうやら湊だけ 出張中で少し遅れるとのこと。
みんなの前で 栄養士になりたい・・と伝えると、竹子さんが説明を求めます。
椿「 食に関する正しい知識と技術を身につけて、色々な人を食事の面から健康に導いていく 仕事です」
竹子さんはどうやったらなれるの? と聞き、椿は専門学校で2年間勉強すれば 栄養士の免許がもらえる・・と答えます。
葛城の一員として もっとふさわしいものがあるのでは?? という声も出る中・・・
斗真「椿さんは 療養中の百合子さんや、これから高齢になる竹子さんのことも考えて 健康面から葛城の人たちを支えたいって気持ちもあるから」
そして、みさとさんがこう言ってくれます。
「 口を挟んですみません。 私が持っているのは 調理師の免許だけなので、椿さんが 栄養士の免許を取ってくれたらとってもありがたいです」
竹子「 分かりました、 やってみるといいわ。 それで 栄養士になってから あなたたち結婚するの?」
斗真「 それは時期を見て、俺たちで話し合います」
すると、百合子さんがここではっきりさせておきたいことがある・・というのです。
百合子「まだ 葛城を継ぐ重圧を、椿とその結婚相手に背負わせるつもりですか?」
すると ここで 湊が登場。
「 ご心配なく。 葛城は私が継ぎます。 葛城の家督 葛城の授業は竹子さんが引退後、私が責任を持って 引き継ぎます。
斗真は今 業績が好調を維持しているホテル事業の拡大が落ち着いたら、葛城商事に迎え入れて 私の補佐役として支えてもらうつもりです」
椿も初耳のようで、まだ斗真も報告してなかった様子。 それなら湊の結婚相手もしっかりとした家柄の相手を探さないと・・ なんて話も。
竹子「 湊の結婚相手には 私はもう 口出しはしないわ。 湊なら自分にふさわしい人を選ぶでしょう。
葛城は湊についてもらいます。 2人とも相談があればいつでもしてちょうだい」
湊・斗真「はい」
竹子「湊も斗真も、葛城家の跡取りとして申し分なく成長してくれたから 心配はしてないけれど。椿も自分のやるべきことをしっかり勉強なさいね 」
椿「はい」
竹子「匠海は・・」
匠海「 来年 大学受験なんで 頑張ります」
そう答える 匠海に微笑む 竹子さん。
「今まで無理難題を押し付けてきて申し訳なかったわ。 これからはあなたたちを信じてみます」
湊は 椿に、栄養士になりたいとは思わなかった・・なんて言います。
椿「 意外ですか?」
湊「いえ、さぞ うるさい栄養士になるんだろうなと」
椿「勉強したら 湊さんの栄養管理もしますからね」
湊「 はいはい」
そんな2人の間に斗真が ニコニコしながら仲間に入れてほしいな〜と入ります。
椿「斗真さんも 湊さんも背中を押してくれてありがとう。
自分の作った料理を食べて美味しいって思ってもらえて、健康になってもらえたら 私もすごく幸せだなって思うの。だから頑張るね!」
百合子さんと竹子さんが2人で お茶をする中
百合子「 急に物分かりが良くなって 気味が悪いわ」
竹子「 椿たちには命を救ってもらったからね。
だけど 百合子、 あなたは私を許さなくていいからね」
百合子「 言われなくても!」
椿は専門学校の昼休み中に 志帆とランチをします。 今日の授業はなんと1時間 包丁を研いでいたと言います。
志帆は「1時間? 何それ 楽しいの?」 なんて言いますが
椿「めちゃくちゃ楽しい」
椿は笑顔で答えます。 日曜日に映画に一緒に行かないか・・と 志帆は誘ってくれますが
椿「 日曜は 英会話 と茶道の教室があってさ」
志帆「 学校に通い始めたうえに何事まで始めたの?」
椿「うん。 習い事は 葛城のみんなと同じように、私も 教養を身につけたくて」
椿は時計を見て、午後の授業が始まっちゃう!と急いでランチを食べ終えます。
志帆に「またランチしようね」といい 走り出します。 そんな椿の姿は キラキラと輝いて見えます。
栄養士の資格を取りたいと思う椿を、斗真が認めてくれましたね〜 しかも竹子さんも快諾するという人の変わりようにびっくりです。 葛城の跡取りは湊ということで落ち着き、全てが順調に動き出しているように見えます。 来月はお休みで、次回は 8月号に登場予定です!
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