「乙女椿は笑わない」ネタバレ5話 高橋みつば(ココハナ5月号2019)あらすじ・感想・考察
斗真は仕事の最中に、椿の笑顔をふと思い出してしまいます。社員たちに少しそんな姿を見られ。キリッと仕事モードに切り替えます。仕事が終わり、高校からの付き合いの社員・桜井に
斗真「ちょっと笑ってみて 」 「え?」
斗真「いや、自然な満面の笑顔って どう筋肉が動くのかなって」
そう言いながら桜井の顔を、グイグイと引っ張り出します。
櫻井「ちょちょ・・社長・・斗真さん!あんたこれ高校からの付き合いの俺じゃなかったら、パワハラで訴えられますからね。気をつけてくださいよ」
斗真「桜井以外に こんなことするか」
桜井「もう何なんですか?笑顔にしたい女性でもいるんですか?あれ?うそ、いるんですか?どんな女性?」
斗真は振り返りながら「かっこいい女性」そう答えます。
<たくましくて そのくせ あんな可愛い顔を見せてくるから。・・もっと違う表情も見たくなる>
仕事を早く切り上げたとうまは、 椿に LINE を送ります。
「お久しぶりですお元気ですか?一度お会いしたいので、お時間作ってもらえませんか」
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椿は父の居酒屋で、喪服を着て横たわります。横には父の遺影とお線香。大粒の涙を流す椿。
久しぶりに、二人で会う椿と斗真。
椿「お久しぶりです。私もご挨拶しないとと思っていたので。
ご香典を頂いて、お心遣いありがとうございました。おかげで父の四十九日の法要も、無事済ませることができました」
斗真「いえ、・・ちゃんと食べてますか?」
最初はなんとなく、堅苦しくぎこちない二人でしたが・・
斗真が仕事用の髪型から、くしゃくしゃと髪をかき上げて・・プライベートモードのと斗真に。
椿<・・・・あ 私がよく知ってる 斗真さん>
椿はアパートを引き払い、実家に戻ったと言います。今後、居酒屋はどうするのか?と斗真に聞かれ
椿「・・どうしようかな・・・まだ考え中。まだわかんないけど・・・・文房具販売も大好きなんだけど
何年後かあの店・・・継ごうかなって。私にできるか分かんないんだけど・・・」
そんな椿を見つめながら、斗真は「うん」と一言 。
椿「私 本当は後悔してて・・なんで一人暮らししたんだろうって。一緒に暮らしてたら、もっとお父さんの体調に気遣ってあげられたんじゃないかって・・・
こんなこといくら考えたって、今更何も変わらないのに・・」
斗真「後悔してていいんじゃないかな。大切な人を亡くしたら、誰でもそう思うから。
お父さんの思い出と、一緒に持ってていいんじゃないかな 」
椿<・・・・そっか 私 後悔してていいんだ>
「・・斗真さん本当に色々ありがとう。
本当は今日お礼に何か買ってこようと思ったんだけど、斗真さんの好みがわからなくて」
斗真「いらないよ、礼なんて」
椿「何か私にできることがあれば、なんでもするけど」
斗真「え? あまり男に そういうこと言わない方がいいと思うんだけど」
そんな言葉を言われて、思わず椿はかまえてしまいました。
椿「ないなら 別にいいんだけど・・・」
斗真「いや!あります! 俺と一緒にメシ食ってください !」
そう言って誘い出してくれたのは・・・お花見でした。二人で歩きながら、。屋台の食べ物を食べ歩きます
満開の桜を見上げながら椿は
<もしかして斗真まさん・・・私の話聞くためだけに、来てくれたのかな・・・>
葛城家では三男の匠海(たくみ)が何度、声をかけても部屋から出てきません。ご飯もまた食べていないと、メイド達が噂話中。
「このままだと本当に、跡取り候補から外されちゃうわ。
でも跡取りの本命は、長男の湊さんだってみんな言ってますよ。斗真さんは湊さんが何かあった時の保険で、匠海さんはさらにその保険だって」
そこでメイドの雅がふふっと意味ありげに微笑んでいるのです。
雅「ゆりこ奥様に実子がいれば、跡取りのために養子を とらずに、坊っちゃんたちも苦労してて済んだのに・・」
「ゆりこお嬢様はお体が弱くて、子を望めなかったのよ。それを笑うなんて」「・・・・・・」
なんとこのメイド・雅。あの時の斗真とゆりこさんの話を、盗み聞きしていたメイドだったのです。
雅<私は この家のとんでもない秘密を知っているのよ。このネタを一番高く買ってくれるやつに売らないと>
そこに大奥様の側近・倉田がやってきました。雅は倉田に近づき・・・そのネタを持ち込んだようで。
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離れの百合子さんの家では、ひたすら泣き続けるゆりこさんの姿が。そこに斗真がやってきました。
斗真「ゆりこさん、毎日そんなに泣いてると目が開かなくなるよ。今日は椿さんから預かったものがあるんだ。」
そう言われ、起き上がり振り向く百合子さん。すると、斗真は重たい鉄のフライパンを差し出したのです。
斗真「佐助さんが店始めてから、ずっと愛用してた鉄のフライパン。
鉄のフライパンは一生もので、佐助さんはそのフライパンを毎日大切に手入れしてたんだって。椿さんがそれを百合子さんに」
百合子「あの子が・・・・私に?」
斗真「それからこれは、佐助さんからゆりこさんへの手紙。亡くなる前に書いてたみたい」
それを震えながら、百合子さんは受け取ります。中を開けてみると
「ゆりちゃんへ。俺を椿の父親にしてくれて ありがとう」
それを読んだ瞬間、うわーーっと大声で泣きじゃくる百合子さん。
百合子「・・あの日 最後に会った時 佐助さんを抱きしめておけばよかった・・・・」
そこに突然、倉田がドアを開け やってきたのです。
急いで手紙を隠す、ゆりこさん。
倉田「今 隠したものを見せてください、百合子さん。信じがたい話を聞きました。あなたに隠し子がいると・・「椿」という名の」
斗真「倉田さん、ゆりこさんは具合が悪いんだ。また今度にしてくれ」
倉田「斗真さん 隠し事をすると、あなたにも良いこともありませんよ」
そこに乙女椿の写真をいれた、写真立て見つける倉田。
その写真立てを、カチャカチャと開き始め・・・中を開けると・・・
乙女椿の写真の下には・・・・あの若かりし 佐助・百合子・赤ちゃんの椿が写っている 楽しそうな親子の写真です。
倉田「ゆりこさん、このあなたの抱いている子供は誰ですか?」
椿は父の居酒屋を掃除中。
換気扇の油汚れがなかなか取れず、悪戦苦闘していると「ピンポーン」
急いでいたので、バケツの水をひっくり返してしまい・・足にかかってしまいました。
入り口に向かうと・・・そこには美少年が。椿のことをよく知っているようで
「初めまして。百合子さんの養子の葛城湊です」
椿<・・・・・え・・・養子って何人いるの?それに私のことを隠されているんじゃ>
湊「この度はお父様のこと、お悔やみ申し上げます。ご挨拶が遅くなり申し訳ありませんでした。お迎えにあがりました。あなたのおばあさまが、あなたに会いたがっておられます。」
後ろを見る・・・と高級な車に運転手や何人かの付き添いが、頭を下げているのです。
椿「・・どうして 私のことを?」
湊「斗真と百合子さんの話していたのが、耳に入りまして。家中が大騒ぎでした。
おばあ様は本当の孫はいないと悲しんでおられたので、あなたのことを知って泣いて喜んで。
自分でここへ会いに行くと おっしゃったんですけれど、なにぶんお体も弱くてお年なので・・一度でいいから会ってくれませんか?」
自分の祖母だと聞かされ、心が揺らぎますが「・・・でも」
「お願いします」そう湊に頭を下げられ、思わず車に乗ってしまった椿。
車の中で、バケツの水がかかたたズボンに気づき・・一度家に帰らせて欲しいと頼みますが
「だいぶ走らせてしまったので」と湊。高い高級店で、服を調達してくれたのです。しかも
湊「おばあさまに顔がしっかり見えるよう、その眼鏡も外していただけると・・・椿さん お綺麗なので」
とコンタクトまで、購入してくれたのです。
椿<なんだろう。とんでもないことになってる気がする>
椿は「斗真さんはいらっしゃいますか?」と尋ねますが
湊「斗真ならいませんよ。海外出張で 」「・・・え」
そして車は、葛城家へ到着。車から降りると・・・倉田や何人かのメイドが頭を下げて、椿を出迎えます。
「お帰りなさいませ お嬢様」
なんだか・・・とんでもない展開になってきました!!斗真の海外出張中に、強行的に椿を家に迎え入れるつもりなのでしょうか??百合子さんとは??斗真とは??おばあさまとはとんな人??
波乱の予感でいっぱいですが・・・・次回も 目が離せません !!