「乙女椿は笑わない」ネタバレ49話 高橋みつば(ココハナ12月号2024)あらすじ・感想・考察
「そこの2人さん、お似合いのカップルさんに特別なプレゼントだよ」
話しかけてきたのは 風船を持ったピエロ。
「 最後に残ったハートの風船をどうぞ」
戸惑う二人に、ピエロは手を振って風船を渡していきました。
その風船を羨ましがる子供に、ハートの風船を渡すことに。
「ありがとう お姉さんお兄さん。 大事にするね」
その笑顔の子供を見送ると、湊が夕焼けが 綺麗だから・・と 観覧車に椿を誘います。
夕焼けに照らされた都会のビルは とても 綺麗です。
湊「 椿さんに始めてあった時は こんな冗談が言い合えるなんて思ってなかったな。 椿さんは俺を脅かす存在だったから」
湊は 椿と結婚したものが 葛城を継がせると言われた時は、何の努力もしてない 一般人に未来を左右されるなんて・・思っていたと言います。
湊「 だけどそれがいつの間にか こんなに・・
椿さん どうして斗真なんですか?」
椿「 湊さん お昼に言ってたでしょ、 私が弱み見せるの苦手って。 そうかもって思った。
私、人に甘えるの苦手だから。
その 私が、斗真さんになら甘えられるの」
椿の父の四十九日法要が終わった頃、どうして自分は父の病気に早く気付けなかったのか・・・と苦しんでいた頃
「 後悔してていいんじゃないかな。 大切な人をなくしたら誰でもそう思うから 。お父さんの思い出と一緒に持っていいんじゃないかな」
そう斗真が、言ってくれたのです。
椿「慰めるんじゃなくて 励ますんじゃなくて。 その後悔は当たり前だよって言ってくれて。 それで心が軽くなったの。
それからいろんなことがあったけど、斗真さんと一緒にいるといつの間にか持っている 荷物が軽くなってるなって気づいて。
まるで大きな木の下で一休みしているみたいな、 その安心感があるの」
湊は、めちゃくちゃ 腑に落ちた・・と言います。
そして 観覧車から降りる時、 椿がうずくまってしまうのです。 少し目が回ったといい、べンチで休むことに。
実は椿、高いところは得意じゃなく・・行けるかなと思ったけどダメだった・・と言います。
湊はいつから具合が悪かったのか・・ちゃんと言ってくれなうと・・と焦りますが。
椿「 ごめん。湊さんの話 聞きたかったから」
湊「バカだな。安静にしててください。 ちょっとハンカチ 濡らしてくるから」
しばらく休むと、周りの木にイルミネーションが点灯し始めます。 椿は体調が回復してきました。
そして1年中しているというこの遊園地のイルミネーションを、嬉しそうに見始めます。
湊「 椿さん 好きです」
< 湊さん・・>
湊「俺はどうしても 葛城の跡継ぎになりたくて・・あいつから奪いたくて・・・」
椿「あいつ?」
湊「・・・・俺の父親。
あいつは俺や母より 葛城での出世を選んだから。 そんなに出世が大事なら 俺があいつから奪おうと・・
ずっとそうやって復讐しようと生きてきたけど、椿さんがあんまり まっすぐ生きてるから。どんなに 周りに翻弄されそうになっても、 凛として自分を負けずにまっすぐ進んでいく 椿さんが 好きです」
椿「 湊さん 今日遊園地に連れてきてくれてありがとう。
湊さんが言い出してくれなかったら、私 ずっと気まずいままだった。 湊さんは器用じゃないけど立ち止まらないで。
最後は必ず行動できる人だから ・・・いつか 敦彦さんとのことも、結果が良くても悪くても。 湊さんなりの着地点を見つけられると思う。
好きになってくれて嬉しかった!でも ごめんなさい!」
湊「 こっちこそ 振ってくれてありがと!」
そして2人は 夜ご飯を食べて帰ることに。
湊が家まで送ると、ちょうど斗真が帰ってきたところでした。 何だか 清々しく 別れる椿と湊。
湊「 斗真、 ありがとうな。幸せにな」
笑顔の湊 。斗真と椿は顔を見合わせます。
斗真も外でご飯を食べて帰ってきたところ。 お茶でも入れようかという椿に、斗真が 「椿さんは休んでて」とお茶を入れに行くと。
椿はお風呂に入りたい・・と思いながら ウトウトとし始めて、眠ってしまいます。
斗真「ごめんお待たせ。 椿さん淹れてきたよ」
ソファにもたれて、 寝息を立て 椿を眺め、斗真は「 おかえり」と一言言います。
来月号はお休みで、次回は2025年2月号に登場予定。 椿と湊の関係も いい関係に落ち着きましたね。 少しずつ良い方向に向かう2人ですが ・・・これから先も、何が起こるのか・・・!? 次回も目が離せません 。お楽しみに〜
——「乙女椿は笑わない」ネタバレ49話 高橋みつば(ココハナ12月号2024)あらすじ・感想・考察へ——-