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「乙女椿は笑わない」ネタバレ41話 高橋みつば(ココハナ6月号2023)あらすじ・感想・考察

「乙女椿は笑わない」ネタバレ41話 高橋みつば(ココハナ6月号2023)あらすじ・感想・考察

湊は斗真を訪ねて 弥太郎の家にやってきました。 そして高熱を出している斗真見て、 椿に指示をします。

「 紙袋の中にゴミ袋を入れて持ってきて。斗真が熱を出す時 胃腸も弱ってることが多いから」

 

そう言って湊は斗真を病院に連れて行こうと起こすと・・・斗真は嘔吐してしまったのです。

 

 湊が乗ってきた タクシーで斗真を病院へ連れて行く 湊と椿。

 

斗真は 意識朦朧としながらも「・・  ごめん・・ 湊・・」

湊「 ふざけんな 謝るな」

 

斗真をおんぶして歩く湊。そんな2人の後ろ姿に、椿は暑くなってしまいます

 

 斗真はウイルス性の胃腸炎からくる風邪。熱はすぐに下がるがお腹は完治に1週間ほどかかると言います。

斗真の点滴の間 、椿は湊にお礼を言うのです。「お礼を言われることでは・・」

 

 湊は 匠海から電話があり、斗真が養子縁組から解消されそうだと聞いたというのです。

 一昨日に2人で電話をしていた時は、斗真は一切 そのことを話さなかった ・・それに腹が立ってきた・・・と言います。

 

湊「 竹子さんの今回の決定は、明らかに 愚断です。

斗真がいなくなることが、 葛城 にとってどれだけ損失になるか。 ただ竹子さんの真意がわからないので 探りを入れてみます」

 

斗真は家に帰り、椿に謝ってばかり。正月早々をずっと 看病や家事ばかりですみませんと・・・ 椿もそれ以上を謝ると怒るよ〜と言います。

 

 暖かいお湯とタオルを持ってきてくれ、 熱が少し落ち着いたから体を拭きましょうと・・ 蒸しタオルを斗真に渡そうとすると・・

斗真はてっきり 椿が体を拭いてくれるものだと思って、じっと待っていたのです。 思わず 真っ赤になってしまう二人 。

椿は斗真の体を拭かせてほしいと、させてもらうことに。 途中から斗真も恥ずかしくなってしまい・・後は自分でやることに。

 

 片付けが終わって椿は、斗真の部屋の隙間を少し開け「 ここにいてもいい?」と顔を出してくれたのです。

 そんな 椿を可愛い!と嬉しく思う斗真。

 

椿「斗真さん・・・養子のこと・・竹子さん 本気だったらどうしようとか考えてる?」

 

斗真「 うん・・ それはもちろん。 椿さんとのこと 認めてもらって 葛城にいたいけど。それがかなわないなら、 椿さんを連れて葛城を出るしかない。

俺についてきてくれる?」

椿「うん」

 

 斗真「でもそうなった時は、 湊の手助けをできないのが辛いけど・・」

椿「手助け・・?」

 

斗真「竹子さんの後の葛城を、 湊一人で背負うのはしんどいから・・」

 

 そして 椿は弥太郎から聞いた 、斗真が 養子が嫌で家を飛び出したこと。 そして迎えに来てくれたのは 湊だったことを聞いたよ・・と話をします。

 

斗真「 葛城に連れて行かれた日。 数日前に養子になったっていう湊がいたんだ。 湊は笑顔で僕を歓迎してくれた。

最初から 人懐っこすぎて俺は戸惑ってた。

湊は小学1年で、俺は幼稚園の年長だった。 俺たちは 葛城の後継者になるべく 英才教育を始めたんだ・・」

 

 湊は何でも覚えが早く、優しく気が利くこどもで、周りの大人たちに気に入られたと言います。 しかし斗真はあまりしゃべらず ・・周りの大人たちからもあまり好かれませんでした。

子供心に弥太郎が大変だろうと思い、葛城には来たものの・・・自分はここにいらないんだと感じたと言います。

 

 湊は夜遅くまで勉強をしていたと言います 。そして、 テーブルマナーを学んでいた時。少し小さな音を立てた斗真の手を、先生が叩いたのです。

斗真はテーブル中のものをひっくり返し、 泣いて暴れてしまいます 。倉田さんが落ち着くように なだめますが・・・

 

斗真「もう嫌だ もうここにいたくない 。お父さんとお母さんが死ななかったら、こんなところに来なかったのにっ・・!」

そんな斗真に、湊も涙が流れます。

 

そして弥太郎の家に電車で帰った斗真。しばらくして湊がタクシーで一人で迎えに来たのです。

 

湊は斗真に詰め寄り・・

「逃げてんじゃねえよ。僕だって同じなんだよ。クソ親父が母さんと僕のこと捨てなかったら、葛城になんて来なくてすんだのに。僕と斗真はおんなじなんだよっ・・」

湊は泣きながら続けます。

「だからっ 黙っていなくなるな・・っ」

 

斗真はずっと寂しくて、だから同じだと言われた湊と一緒にいたいと思ったと言います。

 

そんな話に椿の目にも涙が・・・

椿<私が思っていたよりずっと 斗真さんと湊さんの絆は深かったんだ>

病院に向かう二人の後ろ姿を思い出します。

 

そして斗真は、葛城に来てよかったと思っている・・と言うのです 。

湊や 匠海と兄弟になれたし、 みさとさんはいつでも一番に自分たちのことを気にかけてくれた・・ 倉田さんは自分たちが小学校の頃まで家庭教師をしてくれ、 倉田さんの授業は面白く夢中になった・・百合子さんは 倉田さんの目を盗んで、二人を遊びに連れて行ってくれた・・・

 

 斗真「竹子さんは  竹子さんは・・俺のことどう思ってたのかな」

 

 椿「本人に聞いてみるしかないよ」

<斗真さんはこんなに、 葛城の人たちを大切に思っているのに・・あの祖母は何なの>

 

 椿は竹子に対し 怒りがこみ上げてくるのでした。

 

 今回で湊と斗真の深いつながり 、絆が分かりましたね。二人は本当の兄弟のようです。 竹子さんには竹子さんの考えがあるとは思いますが・・ これから 葛城家とはどのようになっていくのか・・ 今後も目が離せません !!

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